IoT機材を活用した介護のピンチを乗り切る方法-私の体験談

 この記事は、ESM アドベントカレンダー2023の23日目の記事です。

 私は現役の開発者ではなく、スクラムマスターとかでもないので、個人の生活の事を書かせていただく事になり恐縮しております。ここでは、どの家庭でも起こり得る話として、仕事と家族の介護を同時に抱える「ビジネスケアラー」になった私が、IoT機材を使って介護のピンチを乗り切った話について書かせていただこうと思います。(こんな記事でも良いんだろうか?)

 

※この記事に出てくるIoT製品の運用上の工夫については、私個人としても、勿論ESMとしても、決して推奨するものではありません。この為、具体的な製品名はボカして書かせていただきました。「指ロボット」でGoogle検索をしていただければ、「ああ、アレか!」とお分かりいただけると思います。また、今年の春に亡くなった父も含め、関係者の名誉に配慮して、事情を省略したり脚色したりした事をお断りしておきます。

 

 私は管理部でESMの本社ビルの管財業務や各種の事務の仕事をしています。こうした仕事の為の思考や発想は、結構家庭の運営にも応用が利きます。つまり、管財業務の中のユースケースと、家庭の中のユースケースには似通ったものが結構あり、その中には「IoTのユースケース」と呼ぶべき種類のものも結構あるという訳です。

 例えば、新型コロナやインフルエンザの対策として本社に入館者の体温を測定する為のサーマルカメラを設置しましたが、この機械は設置場所の室温が適切に管理されていないと、色々と誤動作を起こしてしまいます。この件の温度管理については、結局、IoTではない温度計と、エアコン自体の温度調整機能やタイマー機能、そしてエアコンのスイッチの手動操作のスケジューリングで解決したのでした。

 しかし私は、内蔵カレンダーや温度計の測定値と、スイッチの操作を自動連係させる事ができるIoT機器である「指ロボット」のシリーズの導入も真剣に考えました。そういう風に、「部屋の温度のコントロール」に限らず、管財業務で発生する様なユースケースについては、常に関心を持っていたわけです。それで、会社の仕事ではやらなかった事を家庭では試してみるなんて事もあるわけで、この記事の様に、介護のユースケースを解決する事を決意したわけでした。

 

 親の介護の問題は、一定の年齢になれば、みんながそれぞれで苦しいからこそ、却って個々人が声を上げ辛いという構造がある様に思います。私自身、自分の苦労を特段のものとは考えていませんし、この記事は「声を上げる」というよりも、「私と父のケース」の記録の為というのが趣旨です。このケースについては、息子である私が闇雲に「がんばる」のではなく、IoTを使った「工夫」も織り交ぜて、親の安全と人権尊重を両立させながら介護をしてきたという事を書かせていただきます。

 

冬の在宅介護の課題

 

 介護される側が日中はほとんど一人で自宅に居なければならない事例では、介護する家族の課題は、「如何にして室温を保ち、適切なタイミングでの換気をするか?」「どうやって転んだりした事に早く気が付くか?」という事になります。たとえ家の中であっても室温が不適切な場所で動けなくなったまま放置されれば、生命が危ないからです。だからと言って介護される側の自由を闇雲に制限するという事はできません。

 そして、こうした問題を、介護する側の「ビジネスケアラー」は、仕事と両立する形で解決しなければなりません。当然、介護で一番大事な食事や排泄等の世話に入ってくれるヘルパーさん達の活動とも、うまく協調する必要があります。(※介護を一人で抱え込まない事こそが、ビジネスケアラーにとっては、一番重要な戦略になります。)

 

「がんばります」ではなく「工夫します」

 

 さて、私の父はどんなフィロソフィーを持った人であったかを簡単に説明します。父は30代で、とある東証一部上場企業を出奔同然で退職し、別の東証一部上場企業に転職してから定年までの間に役員の一歩手前まで昇進したので、優秀な技術者であり、ビジネスマンだったと思います。その一方で、休みを取って松尾芭蕉みたいに全国を行脚しながら俳句を詠む様な趣味を持っていて、その俳句が結構権威のある俳諧の団体の会報に掲載されたりもしていたので、結構充実した人生だったのでしょう。そんな生き様は、史実の前田慶次郎にも似た自由で風流なものだったので、私は尊敬の意味を込めて、父の事を「傾奇者」と呼んでいました。

 

 私は業務としてカウンセリングを行っているわけではないのですが、個人的に産業カウンセラーの資格を持っています。この事は父の話を傾聴する事に役立ちました。実家暮らしが長かった事もあって、私は父が語る色々な人生訓を何度も聴いてきました。その中の一つが、”「がんばります」ではなく「工夫します」と言いなさい。”です。

 

 私は、自分が大学の単位認定試験を受ける事や、仕事の中に自分なりの工夫を盛り込んだりして、パフォーマンスを発揮する事を、内心で「かぶく」事だと思っていました。そして、衰えていく父の為に、「ひとかぶき」ならぬ「一工夫」をするというマインドを持つに至ったというわけです。

 

事情があって在宅介護となる

 

 全ての事情は書けませんが、父が置かれていた状況を説明します。まず、とある事情があって父は施設での生活に適応できずに、実家で在宅介護の状態になるしかありませんでした。ケアマネさんは、私が居ない間について、毎日3回のヘルパーの訪問を提案しましたが、父が「3回は多過ぎる。ヘルパーさん達に負担を掛けたくない」と言って、訪問は毎日2回となりました。それに加えて、訪問看護師や理学療法士が週に何回か来る事と、非常ボタンで人が駆けつける様にする事で、見守り体制を整える事になりました。

 

寝たきりに近くなっても家の中を歩く習慣

 

 私が尊重したかった「父らしさ」について説明します。実家には長い廊下があって、玄関の近くにリビングがあり、廊下の先に父の寝室とトイレがあります。父が低いベッドから自力で立ち上がるのがしんどくなり、高さを変えられるベッドをリビングに置くようになっても、父は寝室の古いベッドも使い、気分によって二つのベッドを行ったり来たりしていました。「歩く」という事が父のアイデンティティーを支えていたのかもしれません。廊下に手すりを設置して、私は父の最後の自由を尊重しました。

 

 私の会社と実家とは車で10分程の距離です。紙の書類や社屋の設備を取り扱ったりする仕事の性質上、毎日のテレワークは難しいと言えます。父の世話の多くはヘルパーさんがしてくれましたが、ヘルパーさんは四六時中居るわけではありません。父が寒い場所で転んで動けなくなる事が一番心配な事でした。私の「工夫」が始まりました。

 

IoT機器の導入

 

・見守りカメラと温湿度計

 

 まず、ケアマネさんのアドバイスで市販の見守りカメラを付ける事を検討しました。しかし、家電量販店の介護用品のコーナーで売られているものは割高です。それで、使わなくなった私のiPhone7と、もう一台追加で中古のiPhone7を購入し、「あんしん監視カメラ」というアプリをインストールして、父の二つのベッドの上に設置して、時々、私の現役のスマホから見守る事ができる様にしました。

 

 最初は3秒に1コマの画像が届く様になっていましたが、やがて10秒に1コマにスペックダウンしてしまいました。このアプリでも父の転倒のピンチを発見したりして役に立っていたのですが、後で「指ロボット」と連携可能なカメラに置き換える事にしました。「指ロボット」シリーズのアプリには、AIが人の動きを検知して、管理者のスマホやスマートウオッチに通知する仕組みがあるので、より父の見守りと私の仕事の両立に適しているからです。

 

 季節は冬に差し掛かります。トイレに小型のオイルヒーターを入れて、点けっぱなしにしました。父がヒートショックを起こさない様に、遠隔の温湿度計を設置して、異常値のアラート機能を設定してトイレの室温をモニターしました。リビングや寝室ではヘルパーさんが暖房機や換気扇のスイッチを操作してくれましたが、私自身も時々モニターできた方が安心だと思いました。

 

・換気扇を遠隔操作

 

 実家の換気扇は、「入」のボタンと「切」のボタンが別々になっています。「指ロボット」を2台購入して、それぞれのボタンを遠隔操作で押せる様にしました。最初は「指ロボット」と連携できない他のメーカーの温湿度計を取り付けていたので、スマホに届くアラートを受ける度に、遠隔操作で換気扇のスイッチをON/OFFしていました。(職場の様な、二酸化炭素の濃度計があれば、もっと良かったのだけども。)その後、温湿度計を指ロボットと同じメーカーの物に買い替えたりして、自動化の準備をしました。

 

 ヘルパーさんは、換気扇を手動で直接操作します。なので、指ロボットを直接操作する為のリモコンを壁に設置して、それを人間用の操作パネルにしました。換気扇のスイッチは高い所にありましたが、こうする事で、押しやすい高さに換気扇の操作パネルが付く事になりました。

 勿論本命は、このリモコンと同じ事が私のスマホからできるという事であり、その後の自動制御の中に、この指ロボットが組み込まれるという事なのです。しかし、私が実家のリビング・ダイニングを魔改造改善する事が、ヘルパーさんとの協業の壁になってしまっては元も子もありませんので、使い勝手の向上も同時に推し進める必要がありました。

 

・室温と湿度の確認・コントロール

 

 父は衰える程に寒がりになっていきました。北陸の冬は寒く、父のベッドが置かれたリビングは広く、設置されていた旧型のエアコンだけでは充分な暖房ができません。そこで補助的に石油ファンヒーターを設置し、ヘルパーさんには時々の給油をお願いしたのですが、これは一定の時間が経つと、換気を促す意味で自動的にOFFになってしまいます。そこで、換気扇と石油ファンヒーターを指ロボットで、遠隔制御および自動制御できる様にしました。

 

 一般的な石油ファンヒーターの操作パネルを見れば分かりますが、スイッチがON/OFFのトグルボタンになっています。指ロボットで何度も押す事は可能ですが、この実装をしている時の指ロボットは「押しボタンモード」であり、ON/OFFの状態を保持する事ができません。つまり、指ロボット自体は、現在ONなのか、OFFなのかを判断できません。(照明器具の壁スイッチを押す為のモードではON/OFFを保持できますが、そのモードでは、石油ファンヒーターのメインスイッチの様な押しボタンを押す事ができません。)

 この指ロボットもリモコンと連動させて、父がベッドからリモコンで操作できる様にしたいし、ヘルパーさんが、指ロボットの動作とは別に、直接石油ファンヒーターのスイッチを押すというシナリオも想定しなければなりません。つまり、石油ファンヒーター自身も含む複数のアクターが石油ファンヒーターのON/OFFの状態を勝手に遷移させているという状況下で、メインの暖房器具であるエアコンとは別に、この石油ファンヒーターを使って補助的な暖房を行い、室温を一定の範囲に保つ事と、適宜の換気を実施しなければなりません。

 

 さて、どうやって解決したか?

 

 私は石油ファンヒーターの電源プラグに、指ロボットと同じメーカーの電流計付のスマートプラグを挟み込みました。電流計の値は、スマホ側のアプリでモニターできますし、それが待機電流なのか、ファンを回す為の電流なのかを識別する事ができました。

 これで石油ファンヒーター自身をステートマシンとして、システムであるスマホのアプリに認識させる事ができます。

 

 スイッチを入れたい場合は、待機電流の場合は指ロボットを作動させてスイッチを押しますが、ファンが回っている場合は何もしない。スイッチを切りたい場合は、ファンが回っている場合は指ロボットを作動させてスイッチを押し、待機電流の場合は何もしないという制御になります。

 

 スマホのアプリの側で、温湿度計の計測データと、石油ファンヒーター側の指ロボットと、換気扇の指ロボットとを連携させる為の簡単なロジックを設定して、エアコンだけではカバーしきれない冷え込みを感知したり、逆に室温の上がり過ぎを感知したりした時には、自動的に換気扇や石油ファンヒーターを操作する様にしました。

 

 石油ファンヒーター自体が一定時間経過後にOFFになったり、父自身がリモコンで操作したり、ヘルパーさんが直接ボタンを押していたりしていても、温湿度計からの入力に基づいた自動制御が行われるので、とりあえず部屋の温度は一定の範囲に収まり、適宜換気も行われる様になりました。

 

 トイレの方も、電源を入れ続ける事でジワジワと温めるオイルヒーターとは別に、人感センサーとスマートプラグと温湿度計で制御された、即暖型のハロゲンヒーターを置く事で、父がトイレに居る間の保温を実現しました。

 

※ただし、熱源機器の制御についてはメーカーは非推奨です! メーカー側は照明器具や赤外線リモコンや防犯装置等を前提にして、こうしたIoT製品を展開しています。私自身も、こうした使い方を推奨はいたしません。真似はしないで下さい。

 

それでも寒い廊下にリスクが残った

 

 父が長い廊下を歩いて二つのベッドを行ったり来たりする事は、そして、気紛れに好きな方のベッドで眠るという事は、合理的な行為では無かったけれども、「歩く事」は、父に残された最後の自由であったし、私はそれをできるだけ尊重したかったのです。

 

 問題は、その長い廊下です。廊下は階段と繋がっていて、階段は二階の全ての廊下に繋がっていて、結構巨大な空間になっています。ESMの本社ビルの場合、1階ロビーから2階の廊下に吹き抜けになっていた部分は、今は巨大な透明アクリル板で塞がれており、そのおかげで、1階ロビーはしっかりとした空調ができる様になっていますが、私の実家でそれと同等な事はできません。

 

 この為、実家の廊下は寒いままで残されてしまいました。そこで父が転んだ場合、発見が遅れれば命が危ないわけです。私は、屋内用の見守りカメラを4台設置して、内2台を廊下の両端に設置して、人感機能を使って、日中に数回、父が廊下を歩き出したら私のスマホに通知が行く様にして見守りました。流石に、トイレの中にまではカメラを設置したくは無かったので、トイレにはハロゲンヒーターと連動する為の人感センサーのみを設置しました。

 

 父の足腰は更に弱り、もはや廊下を行き来する為には手すりではなく歩行器を使用するくらいになりました。それでも転ぶ場合がでてきていたし、父は歩行器が好きではなかったので、歩行器をベッドの横に置いて、自力で廊下を歩いていく事が結構ありました。

 父から家の中を歩く祖母を見たという証言がありました。今にして思えば、「お迎え」だったのかもしれません。

 

ピンチに気づく

 

 ある日、勤務中の私がトイレに立ったついでにスマホで実家の様子をチェックした処、父が歩行器を掴み損ねて、リビングで転んでいるのが映っていたので、仕事を抜けて救援に行きました。(父は非常ボタンを常に持ち歩いているとは限らないわけで、危ないところでした。)

 

 別のある日、スマホで実家の様子をチェックしようとした処、全てのIoTデバイスが反応していない事に気が付きました。私は実家で停電が発生している事を確信して救援に向かいました。配電盤と古いエアコンが同時に故障して実家が停電していました。父は一切空調の効かない寒い場所に取り残されていましたが、救援が早かったので無事でした。

 

 古いエアコンを即日で新型のIoT機能付きの機種に買い換えました。(停電の事を考えないのならば、指ロボット関連の機器を使うよりも、家電メーカーの手でIoT機能を組み込まれた空調機器を使う方が良いのだと思います。)そして故障した配電盤については、応急処置を施してしばらく使用した後に、翌月全交換しました。

 

 停電のリスクを考えて、正弦波タイプのUPSを購入し、ネットワーク機器と石油ファンヒーターの電源を繋ぎました。配電盤から先が停電しても室温等の最低限のモニタリングと一時的な暖房が出来る様にしました。(矩形波タイプのUPSでは石油ファンヒーターは動かないので注意が必要。)(正弦波タイプの中型UPSの電力だけで20分間くらいは石油ファンヒーターを動かせるという事を、翌月の配電盤の交換の時に確認しました。)

 

 停電復旧から2日後、今度は、私はどの画面を見ても父が映っていないという事態に気が付きました。よく見ると、廊下のカメラの画面に開いたトイレの扉が映っていて、その扉の陰から父の足が僅かにはみ出している事が判りました。トイレの中にカメラを設置しなかった事で発見が難しかったのですが、父がトイレで転んで起き上がれずにいるという事が判りました。私は119番をしたり、非常ボタン対応の職員に電話で連絡したりして、自分も仕事を抜けて実家に向かいました。ちょっとした騒ぎになりましたが、父は「大丈夫」と答え、救急車には乗りませんでした。後で父は「死ぬかと思った」とヘルパーさんには言っていた様です。

 

 その4日後、父はベッドから立とうとして床に落ちてしまいました。父は素直に救急車に乗り、入院しました。ずっと自由のない入院生活を嫌がっていた父でしたが、それくらいに辛かったのだろうと思います。

 

病院で亡くなる

 

 父は回復して春を迎えました。そしてリハビリの為に転院しました。父はこの30年間の世の中の変化の激しさについて、新しい主治医に語ったのでした。私は最早父の自由を制限するのも仕方がないと思い、退院後の父を施設に入所させる手筈を整えました。しかしその施設に入所する事なく、父は容態が急変して亡くなりました。危篤となった時、私は親族の代表として無理な延命措置を断りましたが、迷いませんでした。

 享年87歳。天寿を全うしたと言ってもよいですが、それでも私は悲しかったし、悔しかったです。葬儀を終えてしばらくは仕事をしているか、ボーっとしているかの日々でした。父にとって、病院で亡くなった事が幸せだったかどうかは分かりません。しかし、自由に過ごした実家の中で、事故の様な形で亡くならずに済んだ事は、そして体調不良時にできるだけの手当を受ける事ができた事は、私なりの親孝行だったと思います。

 

「ビジネスケアラー」という社会問題として

 

 NHKの「クローズアップ現代」では、2023年11月8日の放送分で、ESMも取り組んでいる「ジェンダード・イノベーション」の話を取り上げましたが、その次の回の11月13日放送分では「ビジネスケアラー」の問題を取り上げています。つまり、この二つの話題は、同じ時代の、同じくらいに重要な課題であると、NHKの取材班は考えているという事になります。

 https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4843/

 

 番組の内容から解る様に、声を上げないだけで、私以上に辛く不安な介護を抱えながら働いている人も沢山居るはずです。そもそも介護の話題は職場では言いにくい。高齢な両親、幼い子ども、病気の家族と言った状況が重なって、「ダブルケアラー」「トリプルケアラー」なんて人も居ると思います。

 

 私自身、なりふり構っていられなかったわけですが、そんな中で、機械いじりの特技と会社でのシステム開発や管財業務で培った感覚を活かして、自分が実家に居ない時の温度管理と「見守り」の問題を解決し、実際に父を何度かピンチから救いつつ、仕事を続ける事ができた訳です。同じ様な事を、機械の素人でも手軽にできる様な製品化が望まれます。(勿論、充分な製品テストを行った安全なものを! そしてメーカーがバラバラでもうまく連携できる様な統一規格になっていれば、なお良いのですがね。)

 

 私の父は、IoT機材の推奨外の使い方までやった息子と、優秀な医療・介護スタッフの力で、亡くなる前に一回多く春を迎える事ができました。けれども30年後、子どもの居ない私が高齢者になり介護が必要になった場合に、果たして何回冬を越す事ができるのだろうか? できるだけ健康を保ったままで年を取りたいものです。

 

 冬至を過ぎて、明日はクリスマスイブ。イエス・キリストの誕生日だと言われているけれども、元々はケルト信仰の冬至の祭りだったこの日から、また日は長くなり、春に近づいていきます。皆様にとって、イエス・キリストの降誕祭が素晴らしいものとなります様に!